ドナー登録・献血

愛猫を献血ドナーに登録する方法
【完全ガイド】条件・流れ・よくある質問

公開日:2025年4月19日

猫の輸血用血液は慢性的に不足しており、「血液が見つからない」という理由で救えない命が生まれています。健康な愛猫をドナー登録することで、いざという時に別の猫の命を救う力になれます。本記事では登録条件から実際の流れ、猫特有の注意点まで詳しく解説します。

猫の献血ドナー登録とは

猫の献血ドナー登録とは、健康な愛猫を「輸血が必要な猫のために血液を提供できる候補」として事前に登録しておく仕組みです。犬猫ドナーズでは、ドナー猫の飼い主と輸血を必要とする動物病院・飼い主をオンラインでマッチングします。

登録は無料で、登録後に献血の強制はありません。マッチングの依頼が届いた際に、その都度判断して協力するかどうか決めることができます。

猫の血液事情:なぜドナーが必要か

日本国内で猫専用の血液バンクを持つ施設はほとんどありません。輸血が必要になった際、病院は急きょドナー猫を探すケースが大半です。ドナー登録があれば、緊急時に迅速なマッチングが可能になります。

登録条件(体重・年齢・健康状態)

安全な献血のために、ドナー猫には以下の条件が設けられています。

項目条件
年齢1〜8歳(施設によって異なる場合あり)
体重3.5kg以上(理想は4kg以上)
健康状態定期的な健康診断で異常なし
ワクチン3種混合ワクチン接種済み・最新
感染症検査FeLV(猫白血病)・FIV(猫免疫不全)陰性
フィラリアフィラリア症陰性
性格採血時にある程度おとなしくいられる
その他妊娠中・授乳中は不可。直近3か月以内に輸血を受けた場合は不可

小型猫や体重が軽い猫は採血量が少なくなるため、体重3.5kg未満の場合は登録自体は可能でも、実際の献血を依頼されないケースがあります。

猫の血液型と輸血リスク

猫の血液型はA型・B型・AB型の3種類があります。犬と異なり、猫は初回の輸血でも血液型不一致による重篤な副作用(急性溶血反応)が起こりうるため、献血前の血液型確認は必須です。

血液型割合(目安)特徴
A型約70〜95%最も多い。B型への輸血は危険
B型約5〜25%純血種に多い(ブリティッシュ・アビシニアン等)。A型血液を輸血されると致死的リスク
AB型約1%未満非常に稀。ユニバーサルレシピエント

献血前に必ずかかりつけ医で血液型を確認しておきましょう。血液型が分かると、マッチング時に適合する受血猫をすぐに絞り込めます。

特に注意:B型の猫は日本猫・雑種では稀ですが、ブリティッシュショートヘア・アビシニアン・バーミーズ・デボンレックスなどの純血種では比較的多く見られます。ドナー登録前に血液型を確認することを強くお勧めします。

登録から献血までの流れ

STEP 1:犬猫ドナーズに登録(無料)

飼い主情報・愛猫の情報(名前・品種・年齢・体重・血液型・ワクチン接種状況)を登録します。登録は5分程度で完了します。

STEP 2:かかりつけ医に相談・血液型確認

かかりつけ医にドナー登録の意思を伝え、血液型検査・感染症検査(FeLV/FIV)を受けます。検査結果をプロフィールに反映させることで、マッチング精度が上がります。

STEP 3:マッチング依頼を受ける

輸血が必要な猫と血液型が適合した場合、システムから通知が届きます。依頼の内容(場所・日時・緊急度)を確認して協力できる場合は承諾します。強制ではありません。

STEP 4:動物病院で採血

かかりつけ医または依頼先病院に愛猫を連れて行き、採血を行います。所要時間は採血自体で10〜20分程度です。

STEP 5:採血後の経過観察

採血後は当日中に水分補給と安静を促します。翌日には通常の生活に戻れることがほとんどです。次回の献血は3〜4か月後以降です。

採血当日の流れと猫への影響

採血量と安全性

1回の採血量は体重の約1〜1.5%が目安です(体重4kgの猫で最大60ml程度)。適切な量であれば猫の健康への影響はほとんどなく、造血(血液の再生産)も1〜2週間で回復します。

採血中の猫の様子

多くの病院では、猫をタオルや専用の保定具で穏やかに固定し、前肢または頸静脈から採血します。ストレスを最小限にするため、飼い主が側にいられる病院もあります。

採血後のケア

よくある質問

Q. 室内飼いの猫でも登録できますか?

はい、問題ありません。ただし、感染症リスクを下げるためにも定期的なワクチン接種とFeLV/FIV検査をお勧めします。

Q. 去勢・避妊済みでも登録できますか?

できます。去勢・避妊手術は登録条件に影響しません。

Q. 費用はかかりますか?

ドナー登録自体は無料です。採血前の血液型・感染症検査はかかりつけ医に依頼した場合に費用が発生します(3,000〜8,000円程度が目安)。採血当日の費用は病院によって異なり、交通費・検査費を病院が負担するケースもあります。

Q. 何度でも献血できますか?

1回の献血から次回まで3〜4か月以上空ける必要があります。猫の健康状態によっては、かかりつけ医が献血不可と判断する場合もあります。

Q. 登録後に辞退することはできますか?

いつでも登録を解除または一時停止できます。また、個別のマッチング依頼を断ることも自由です。

Q. 猫が採血を嫌がる場合は?

猫がひどく興奮・抵抗する場合は採血を無理に進めず、中止することができます。猫のストレスを最優先にした判断をしてください。鎮静剤を使用する場合は、必ず事前に獣医師と相談しましょう。

Q. 血液型が分からなくても登録できますか?

登録自体は可能ですが、血液型不明のままではマッチング時に適合確認が必要になり、緊急対応が遅れる可能性があります。できるだけ事前に血液型を確認しておくことをお勧めします。

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登録は無料・5分で完了します。愛猫の血液が、いつか別の猫の命を救うかもしれません。

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