病院・医療

犬の輸血ができる動物病院の選び方
緊急時の探し方・事前確認ポイントも解説

公開日:2025年4月18日

「愛犬が急に貧血になった」「輸血が必要と言われた」——そんな緊急事態に備えて、輸血対応病院を事前に把握しておくことが大切です。本記事では輸血対応病院の探し方・選び方と、緊急時の対応手順をまとめます。

一次診療病院と二次診療病院の違い

動物病院は機能によって大きく2種類に分かれます。輸血対応の可否はこの区分に大きく依存します。

区分特徴輸血対応
一次診療病院(かかりつけ)日常的な診察・ワクチン・健康診断△ 病院による
二次診療病院(専門・救急)高度医療・手術・24時間救急○ 多くが対応
大学附属動物病院最高水準の設備と専門医◎ ほぼ全院対応

かかりつけ病院が輸血非対応でも、提携する二次診療病院を紹介してもらえる場合があります。まずかかりつけ医に相談しましょう。

輸血対応病院の探し方

1. かかりつけ医に紹介を依頼する

最も確実な方法です。かかりつけ医は地域の病院ネットワークを把握しており、適切な施設を紹介してくれます。

2. 日本獣医師会・都道府県獣医師会のウェブサイト

地域の動物病院リストが掲載されており、夜間救急対応病院も検索できます。

3. 獣医大学附属病院

麻布大学・日本大学・東京農工大学・北海道大学など、全国の獣医大学附属病院はほぼすべて輸血に対応しています。

4. 動物救急センター・24時間対応病院

夜間・休日の緊急時に頼れる施設です。地域の救急動物病院を事前にリストアップしておきましょう。

事前に確認すべき5つのポイント

  1. 輸血の実施経験があるか:年間の輸血件数を聞くと実力の目安になります
  2. 血液をどこから調達するか:院内供血犬・外部バンク・飼い主へのドナー依頼など
  3. クロスマッチ(適合試験)ができるか:安全な輸血には必須の検査です
  4. 24時間対応か・紹介先があるか:夜間の緊急事態に対応できるか確認
  5. 輸血の費用の目安:全血輸血で3〜10万円程度が一般的(病院・血液量による)

緊急時の対応手順

愛犬が急に元気をなくし、歯茎が白い・呼吸が荒いなどの症状が現れた場合:

  1. まずかかりつけ病院に電話(時間外の場合は録音メッセージで紹介先を確認)
  2. かかりつけに繋がらない場合→地域の24時間救急動物病院へ
  3. 搬送中は犬を安静にさせ、体温が下がらないよう毛布等で保温
  4. 病院到着後、獣医師の指示に従う

重要:緊急時に慌てないよう、かかりつけ医・近隣の救急動物病院の電話番号を今すぐスマートフォンに保存しておきましょう。

血液が確保できない場合の選択肢

病院が輸血用血液を確保できない場合、以下の対応が取られることがあります。

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